マイクロキャッスル

Try to Describe It All

MVNOとLINEとMALIBU

 今まで大手携帯会社のプランでアイフォーンを使用しており、月々約8,000円を白い犬に貢いでいたのですが、先日MVNOの格安simへ移行しました。前々から通信費を節約したいと思ってはいたものの何となく面倒な気がして先送りにしていたのが、2年縛り契約の更新月をうっかりスルーしてしまったがために、半ば逆ギレのような形で移行手続きに踏み切りました。縛りの違約金や新しい端末の購入代を含めても一年以内には元が取れるので、通信速度はどうでもとりあえず使えればいい、という私のようなユーザーにとってはMVNO様様という感じです。別に遅いとも思わないですし。

 キャリア変更に伴う問題として、キャリアメールをメインに使用していた場合、「メールアドレス変わりました」メールを電話帳の全員に送らなければならない煩わしさが常につきまとっていたように思うのですが、LINEの台頭によって最悪メールアドレスは知らせなくても連絡は取れるよね、的な部分があり、疎遠になった友人が多い私なんかにとっては非常にありがたいです。当初、私はLINEに対して懐疑的な考えを持っていて、「何が既読スルーじゃ、やかましいわ」などと思ってほとんど利用していなかったのですが、これほど、軽めのインフラレベルまで普及してしまうと利用しないわけにもいかず、というかめちゃくちゃ便利で、今ではスタンプも買ってしまうなど、LINE様様という感じです。ちなみに「地獄のミサワ」と「三国志」のスタンプをよく使います。

MALIBU [国内仕様盤 / 帯・解説付き](ERECDJ218)

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 カリフォルニアのシンガー/ラッパー/プロデューサーであるところのアンダーソン・パーク、その新作が狂おしいほど素晴らしい。ソウル、ファンク、ジャズ、ヒップホップなどを横断しながら一枚にまとめ上げる様子はケンドリック・ラマーを想起させるし、その滑らかな手触りはフランク・オーシャンにも似ている。全体的にはアートワークのごとく、夕暮れのビーチに佇むようなリラックスした、かつ都会的なムードが流れているように思います。何といってもオープニングナンバーの"The Bird"からクライマックスで、シンプルなスネアとハイハットのビート、裏拍を刻むベースの生み出すグルーヴからアーバンなソウルが立ちのぼる(自分で書いててよくわかんないな)、今年屈指の名曲です。