マイクロキャッスル

Try to Describe It All

ホステスクラブウィークエンダーと、ダン・スナイスの筋肉

 先週末はホステスクラブウィークエンダーだった。直前になって「ライブめんどい」などと愚痴をこぼしていた私、めちゃくちゃ楽しかった様子。そりゃあれだけのバンドが揃えば楽しくないわけないだろ。ライブを舐めるな。なぜか革靴で行って足の裏痛めてるし、舐めてるとしか思えない。

 ハウ・トゥ・ドレス・ウェルも、チューンヤーズも、リアル・エステイトも、もちろん素晴らしいライブパフォーマンスを披露してくれたけれど、度肝を抜かれたのはカリブーだった。音のデカさが全然違うんですが・・・。ダンス/エレクトロニック系はみんなこのくらいの音量なんだろうか。キックとベースが、いままで体感したことのない圧力で刺さってきて驚いた。あれだけの音圧だと理性も飛びそうになるし、合法ドラッグ感が相当にあった。"Can't Do Without You" あたりではダン・スナイスもドラムを叩き出しツインドラムとなるパートがあって、ビジュアルとしても最高に上がる瞬間だった。サーストン・ムーア・バンドのときも思ったのだけど、ドラムって見ていて楽しい。今までさほどピンと来ていなかったのだけど、"I Can't Do Without You" と繰り返すこの曲のエモさに、ライブで体感してようやく気付いた。"Odessa" も "Sun" も本当に最高だった。ダンはおじさんのくせに、わりと鍛えてるっぽい体つきだったのが可笑しかったな(偏見がひどい)。

 2日目のトリを飾ったセイント・ヴィンセントも、ショーとしてよく出来ていて、アニー・クラークの動きと、タイトスカートから伸びた御み脚から目が離せなかった。ギターを持った立ち姿が本当に絵になるよな。帰りの新幹線のために半分くらいしか観られなかったけれど、楽しみにしていた "Surgeon" を帰り際に聴けたので満足だった。

 前日まで気が付かなかったのも不思議なのだけど、2日目の2/22は東京マラソンだった。そりゃホテルも予約取れないわけだし、新宿駅に着ぐるみの外国人集団もいるわけだ。東京に6年住んでいたにもかかわらず、新宿駅で迷い、東京駅でさらに迷い、無駄に歩き回ったせいで、アイフォーンの万歩計アプリを見たら2日間で20km歩いていたので、私にとっても東京マラソンは開催されていたように思う。脛まわりの筋肉に激痛が走っている。ライブに革靴なんか履いていくべきではないのだ。

Our Love

Our Love