マイクロキャッスル

Try to Describe It All

こんばんは。どこへ行っても暑い、と書き始めたときは思っていたのですが、寝かせている間に涼しくなりました。4億年前のことですが、サマーソニックの話をします。いつからそうなのか知らないけれど、2日通し券はマリンスタジアムからしか入場出来ないらしく、始まる前から体力を削られる不穏な立ち上がりであった。あの、ゲートに設置されているミストを噴出するのやつ、メガネ太郎からするとレンズに水滴つくので少しテンション下がるなあ、といつも思っている。本当はスタジアムを周回しているパリピ号(水着の彼女らが鉄砲で水シュートしてくれる)にも撃ち抜かれたかったが、守るべきメガネがあるので。しかし今回、過ごしやすさとしては史上最高だった。気候が良かったし、どうせ待つと思って今まで使っていなかったシャトルバスにも初めて乗ったのだけど、全然と言っていいほど待たなくてバスの運転手さんあざす、だった。使わなかったけど、スタジアム周辺のロッカーも全然空いてたし、荷物のことで悩む必要もあまりなさそうだった。これは人が来ていないことの裏返しであるのだけど、我々が気にすることではない。あと、年齢なのか慣れなのか、1人でいることのネガティブな感情がまじで起こらなくなって、フラットに楽しんだ。今まではしないと決めていたライブのビデオも少し撮った。もうよくね?というお気持ちの変化があったため。

東京1日目はビリー・アイリッシュ、フレンドリー・ファイアーズ、カマシ・ワシントン、テーム・インパラを観た。別の用事があって中抜けしたのでこの程度になっています。

銀髪少女ビリーちゃんはLAの16歳で、去年デビューアルバムを出したばかりなのだけど、最前でやたら黄色い歓声が沸き起こっていて、熱狂的なファンの女の子たちが詰めかけていたのが偉い。たぶんファッションアイコン的なあれでもある。堂々としたステージで、少なからず日本の客に戸惑っていたけど、まじで良かったし、最後はいい感じになりました。近いうちにスターになるので、曲を聴いてください。聴くたびに良くなる。

FFのファーストを多感な時期に聴いたおかげで、今があります。相変わらずの高音出ないドリー・ファイアーズではあったものの、嬉しい、楽しい、大好きの感情を思い出させてくれて最高。新作が出るといいですね。

途中で切り上げてカマシ。ビーチステージなんて20歳のとき以来だった。目的のうちの一つだったのだけど、ジャズミュージシャンの技量をまざまざと見せつける圧巻の宇宙が発生していた。トランペットとかキーボードとかベースとかドラムとか、各自ソロパートで好き勝手やるくせに、集団へ戻るときに細胞レベルでリズム揃うので、理解を超えてしまった。聴きたい曲全て聴けたので良かった。ワシントンさんの放つオーラの半分くらいはあのガタイが担っている。

戻ってインパラ。あまり言うことはなく、当たり前のように最高だった。電車混みそうだったので最後までは見てない。

腹減り過ぎていたため、メッセ内の屋台でなんか台湾かどこかの焼きそばを買ったら、博多ラーメンよろしくの細麺の素焼きそばが出てきて、「具は」と思ったけど油淋鶏食べたい自分を捻じ曲げて安さで勝負したのが悪いということになった。空腹は最高のアレなので焼きそば自体はめちゃめちゃ美味かったです。こういうところでケチると結果良くないというのはもうそろそろ気付いたほうがいい。

モチベーションさん太郎が降臨した場合、2日目に続きます。

DONT SMILE AT ME [LP] (OPAQUE RED COLORED VINYL) [12 inch Analog]

DONT SMILE AT ME [LP] (OPAQUE RED COLORED VINYL) [12 inch Analog]