マイクロキャッスル

Try to Describe It All

20代後半の魂の匂いがする

 先日、『怒り新党』を見ていたら「職場の男性が自分の小鼻を触ったあと、匂いを嗅いでいてキモい」みたいな投稿があり、「おれのことかよ」と思った。私の場合、指の第二関節で小鼻を擦って、そこから鼻の穴周辺を擦る動きに移行したふりをして関節についた臭いを嗅ぐっていう、一応フェイントは入れてるんですけど、端から見たらバレてるってことなのか...。あと、頭を掻いたあとに爪の間に挟まった皮脂の臭いを嗅ぐのもやっちゃう。文字に起こしてみると思った以上に不潔な印象はあるが、一生懸命生きている証なのだから、そのくらい許してやってくれよと思う。

 そういえば、昔アルバイトの先輩だった女性が、何の拍子だったか「女の子のストッキングって、めっちゃ臭いんだよ」と教えてくれたことがあって、「ああ、こんな可愛らしい人でも自分のストッキングを嗅ぐことあるんだな」と思って、何故か今も記憶に残っているのだけど、今のところ、それを検証する機会には恵まれていない。でも他人の臭いは別に嗅ぎたくないんだよな。自分のが良いんだよな(キモーい!)。

 以下、最近気になった音楽です。

Cass McCombs "Opposite House"

 アメリカのSSW、キャス・マックームスの新作からファーストシングル。ジャジーなリズムギターと浮遊するストリングスが特徴的な、どこか靄のかかった夢見心地な曲。バックボーカルはエンジェル・オルセンちゃんだそう。

 

Wild Beasts "Get My Bang"

  ワイルド・ビースツの新曲は、ネオンきらめく夜の街のダンストラックといった趣の、これまでの路線から大きく舵を切ったファンキーな曲で、アートワークの雰囲気からして来るニューアルバムも同じ方向性のよう。驚いたけど、別にそこまで違和感ない気もする。全容がどのようになっているのか、新作が楽しみです。

 

Chris Cohen "As If Apart"

 ディアフーフの元メンバーだったクリス・コーエン、2012年のソロデビュー作がお気に入りで、その後の動向を気にしていたのですが、今年、セカンドアルバムがリリースされました。アリエル・ピンクほど極端ではない、ほどよくゆるいサイケデリック・サウンドに、クリスの催眠ボイスが心地よい、暖かくも奇妙な作品になっていると思います。DIYなビデオもたまんないです。

As If Apart

As If Apart