今年リリースされたアルバムの中から特に好きだったものを30枚選びました。これといって面白みのあるリストではありませんが、傾向はそれなりに見て取れるかな、と。ここ数年はロマンティックで手触りの滑らかなものが好みの中心としてあったので、そのことが全体に対するR&Bやジャズ/ソウルの割合に反映されているかもしれません。あとは女性SSWの作品がやたら多いのだけど理由はよく分かりません。
30. Vetiver / Complete Strangers
29. Aphex Twin / Computer Controlled Acoustic Instruments pt2
- アーティスト: Aphex Twin,エイフェックス・ツイン
- 出版社/メーカー: Beat Records / Warp Records
- 発売日: 2015/01/23
- メディア: CD
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28. Blur / The Magic Whip
27. Deradoorian / Expanding Flower Planet
26. Hiatus Kaiyote / Choose Your Weapon
25. Prurient / Frozen Niagara Falls
24. Beach House / Depression Cherry
23. Jenny Hval / Apocalypse, girl
22. Protomartyr / The Agent Intellect
21. U.S. Girls / Half Free
20. Natalie Prass / Natalie Prass
19. Drake / If You're Reading This It's Too Late
If You're Reading This It's Too Late
- アーティスト: Drake
- 出版社/メーカー: Republic
- 発売日: 2015/04/21
- メディア: CD
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18. Jessica Pratt / On Your Own Love Again
17. Donnie Trumpet & The Social Experiment / Surf
16. Vince Staples / Summertime '06
15. Julia Holter / Have You In My Wilderness
14. Ought / Sun Coming Down
13. Jazmine Sullivan / Reality Show
12. Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly
11. Deerhunter / Fading Frontier
10. Empress Of / Me
09. Unknown Mortal Orchestra / Multi-Love
08. Carly Rae Jepsen / E・MO・TION
07. Bjork / Vulnicura
06. The Internet / Ego Death
05. Tame Impala / Currents
04. Floating Points / Elaenia
03. Kamasi Washington / The Epic
02. Grimes / Art Angels
01. Courtney Barnett / Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit
Sometimes I Sit & Think & Sometimes I Just Sit
- アーティスト: Courtney Barnett
- 出版社/メーカー: Mom & Pop Music
- 発売日: 2015/03/23
- メディア: CD
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コートニー・バーネットのデビュー作を今年のナンバーワンに選びました。まくし立てるボーカルと唸りを上げるテレキャスター、そして彼女自身の佇まいがたまらないです。グライムスもポップに振り切れた傑作を送り出し、我々の度肝を抜いてくれました。ジャズのダイナミズムをこれでもかというくらいに教えてくれたのはカマシ・ワシントンで、インディ好きのジャズ入門としては最適なアルバムだと思います。フローティング・ポインツもジャズを通過した、洗練や優雅といった言葉の似合うエレクトロニック・ミュージックでした。R&Bへ大きく舵を切ったテーム・インパラに、当初は物足りなさを感じていた私、結局受け入れた様子。ジ・インターネットは、バンドにこだわっている姿勢がグッと来ました。まだまだ衰えることのないビョークの先進性には驚かされたし、カーリーはポップ・ミュージックのお手本としてよく聴きました。今回のUMOにピンと来なかった人はライブを見てもらうと印象が変わるかもしれません。エンプレス・オブには今後ものすごい傑作を作ってくれそうな才能と伸びしろを感じました(偉そう)。いつになく穏やかだったディアハンター、中でも"Breaker"はロケットのハンサムが堪能できるビデオも合わせて今年のベストソングです。言わずもがなのケンドリック、特に"For Free?"の衝撃はすさまじかった。その貫禄のある歌声で魅了したジャズミン・サリヴァンは、調べたら私と同い年でした。昨年に続きランクインしたオウトは、ストイックさと切れ味の鋭さで楽しませてくれました。ジュリア・ホルターは一聴すると地味なんだけど、隙間を埋めるウッドベースやスネアが妙に心地良いんだよな。ヴィンス・ステープルスの殺伐・荒涼としたヒップホップにもかなり夢中になった。まだまだ書き足りないけれど(大嘘)、ついさっき、大好きだった芸人が逮捕されてしまい心が沈んでいるのでこの辺にしときます。・・・良い年末を!