マイクロキャッスル

Try to Describe It All

こんばんは。オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアーin日本武道館でした。めちゃめちゃ楽しくて笑いっぱなしで顎痛くて、有史以来最も幸せな時間だったと断言できる。よく考えたら少なくとも2010年には聴いていたのでかなり長い付き合いである。よく知っている馬鹿なおっさん達であり、待ち焦がれた憧れの存在でもあるので、実際に目撃した瞬間は感情がぶつかり合って相殺、完全にフラットな気持ちが存在していた。周りのリトルトゥースとは毛ほども交流がなかったけれど、みんなのおかげで3時間半、安心して笑うことが出来た。ほんとありがとな。今日という日の思い出を胸に、再び日陰穴としての日常を送っていこうな。以下、まとまらない感想。

若林は父親の遺言をめぐる珍道中、春日は狙女の両親との顔合わせ、漫才では天国の父親を春日の中に降ろそうとする若林と、全体を通じて家族というテーマに貫かれていたことを思い返して泣きそうになっている。

「本気で内輪ネタやりに来てる」との宣言通り、武道館前日に4時まで磨いた話、熱海で4回抱いた話、「しんやめ」は風俗オンパレード、の通常運転だった。ラジオネーム「ちんぽ剥けなくていいから君に振り向いてほしい」は見に来ていた日向坂46のみんなに謝ってほしい。

ひろしのコーナー、青銅さんの等身大パネルでぶっ叩く若林を見て腹よじれるほど笑う。真・シークレットゲストであったクミさんは若林を狙ってバレーボールを撃っていたのだな(角度的に見えなかった)。春日のビルダーパンツが激細なので、転倒したときに股間周りを画面に抜かれるとかなり際どくて、カスミンファン悶絶という視点があった。相変わらず打点が高く美しい若林のドロップキック。

松本明子が歌った「オス・メス・キッス」、サビの歌い出しのキーが高かったのか声出ていなくて、それがツボに入って妙に面白かった。梅沢富美男の夢芝居にラップをぶつけた若林、完全にミーゴス以降の三連フロウをやっていて、もしかしたらここが一番上がったかもしれない。それぞれの相性が完璧で、ゲストのコーナーでもこれだけ面白いのは驚異的であった。バー秀だけが唯一スベっていた(それでいい)。

ラストの漫才、30分もやっていたことを後で知る。魂を抜いては脇から入れていたこと以外はあまり覚えていない。ラジオのノリを凝縮したバカ漫才はとにかく最高だった。

いつものラジオを視覚でも堪能できるとあって、面白さ倍増だった。それでいて2人とも過去最高レベルのフリートークを用意、しかもそれが漫才、エンディングにも繋がっている、パッケージとしての完璧超人が誕生していた。若林が照れ隠しのように何度も「疲れた」と口にしていたのが印象的だった。去り際に涙を拭っていたようにも見えた。

後日のビバリー昼ズ爆笑問題カーボーイCreepy NutsのANN0で他人の口からの評判を聞いて改めて異常な場所に居合わせていたこと、リスナーとしてかなり幸福であることを理解した。スーパースターじゃん。 

よふかしのうた

よふかしのうた

 

こんばんは。ヒゲの脱毛を本気で考えている者です。

最近はけやき坂46(現・日向坂46)をよく聴いています。オードリーが「ひらがな推し」のMCを務めるようになってからラジオでもよく話題に上るようになっていたので番組を見てみたのだけど、アイドル番組と見せかけて実態の半分はオードリーファンのためのTVショーと化していて、ANNと地続きですらあることが分かった。おそらく、いや確実に主要スタッフがヘビーリスナーで(ラジオで言及があったかもしれない)、「リトルトゥース」「ビックスモールンのゴン」「バーモント秀樹」などのフレーズが登場する常軌を逸した放送をしている。10代のアイドルに「子供の頃のウォーズマンか!」とツッコませているのだから、悪ふざけとしか言いようがない。

演者を深く理解した企画・編集の力もあるだろうけれど、オードリー二人の剛腕によるバラエティとしての成立が著しく、第二のオーナイニッポンだと思って見ている。けやきのメンバーが恋愛の妄想シチュエーションを春日相手に演じる回だけでも見て欲しい。ラジオで若林に「90年代にパロディコントやってたら天下取ってた」と言わしめた春日のクソ演技を見て深夜に大声で笑ってしまった。メンバーも場数を踏んできているだけあって地力があるし、「ひらがな推し」を見てリトルトゥースからけやきへ流入したファンは相当数いるのでは。

番組を見ているとさすがに推しが発生してきて、齊藤京子加藤史帆渡邉美穂、潮紗理菜あたりが特に推したいと思っています。曲に関しては、全作詞が秋元康なのがどうやってもしんどい部分はありつつ、「誰よりも高く跳べ!」が結構好きです。新幹線の中でアルバムを聴きながらオードリーの武道館イベントへ向かうつもりです。あと1週間、本当に楽しみなんだよな。音楽のライブとは違う、あまり味わったことのない感情の出力があり、それこそアイドルのイベントに対する気持ちに近いのかもしれない。相変わらず物販に欲しいものまるでなし。

走り出す瞬間(通常盤)

走り出す瞬間(通常盤)

 

こんばんは。200m先のコンビニまで昼飯を買いに出かけたかったが、寒波が絶対王者だったので20m先のほっともっとまでしか辿り着けなかった。結果として健康的でした。まとまった時間が発生し、ゲーム・オブ・スローンズの最新シーズンであるところの7まで観終わりました。このドラマ、シーズンを進めるごとにめちゃめちゃ楽しみになっていって、日本と北朝鮮を除く全世界の人が見ている、という煽りも納得できる。それぞれのキャラクターがそれぞれの道を行き、それぞれに邂逅するシーズン後半の盛り上がりが凄まじく、自分の人生もそうあってほしいと思っています。いつかおれがゾンビに囲まれて絶体絶命ピンチに陥った時に、黒馬にまたがった親戚のおじさんが火のついたモーニングスターめいた武器振り回しながら助けに現れてほしい。小さい頃可愛がってくれたおじさんはシーズン1でゾンビの巣食う森に行ったっきり帰ってこなかったのであった。おれを馬に乗せて逃がした後に自らはゾンビの犠牲となってほしい。それぞれの旅路が絡み合って最終的に一堂に会するシーズン7のカタルシスは今までのドラマで味わったことなし。気持ちが盛り上がったのでシーズン1から見直し始めていて、初見より顔も背景もわかるし楽しめるはずと思っていたのがわりと速攻で飽きてきています。小さい頃から飽き性で、ゲームも2周目などやれたことがなかった。

全然関係ないのだけど、うちのインターネットはUQWimaxで、それは3日間で10GB以上通信すると速度制限に掛かってしまう仕様であり、ネットフリックスなりアマゾンプライムなりで毎日ドラマを数話ずつ見ていれば軽々と超えてしまうボーダーラインであるため、設置の簡易さに気を取られて選択を誤ったと思っています。制限がかかるとブラウン管時代並みの解像度になるので、懐かしさを感じ、それが唯一の救いです。

最近はアリアナのアルバムが再生数の大部分を占めています。"thank u, next"も今年に入ってからの方がよく聴こえてきて、確かに昨年のベストであったと思っています。歌の中で名前出される元彼ってどういう気持ちなんだろうな。名前出されたことがないので分からないし、出されたとしても「one taught me nothing」とかディスられて終了だと思う。自分に自信がない。アリアナ関連でマック・ミラーの昨年のアルバムも結構聴いていて、"2009"の冒頭ストリングスの美しさが特に好き。今知ったんだけどアリアナの"ghostin"にサンプリングされている模様。七輪タトゥーの一連のあれもそうだけど、この国の成熟してなさに本当にうんざりしているんだよな。これは秘密なのですが、いつかこの国を脱出しようと思っています。内緒ですよ。

SWIMMING [Analog]

SWIMMING [Analog]