月曜に行われたテーム・インパラの来日公演に行ってきました。うーん、最高。海外の音楽フェスでは準ヘッドライナーくらいの位置まで上り詰めているらしい彼らの、完成された堂々たるパフォーマンスは、詰めかけたファンたちを大いに盛り上げ、その熱気でゼップ・トーキョーは亜熱帯と化し、私は脇汗おじさんと化しました。
音源と遜色ないほどのクオリティで迫りくる、ギターとシンセとボーカルの音の壁にまず驚いたし、ライブでしか味わえないダイナミックなアレンジにも驚いたし、極彩色のVJや紙テープの雨など演出も凝っていたし、サマーソニックとフジロックで過去に2度来日しているケヴィン・パーカーも「日本で最初の"私たち"のショーだ」と気合も入っていたようで、アンコール含め1時間半では物足りないくらい濃密な体験となりました。
個人的な発見としては、"Eventually"の「アアアアー、アアアアー」はライブ映えするんだなー、とか、"Elephant"は最後のヴァースの直前で突如として四つ打ちめいたダンサブルなアレンジが加わるの、映像で観るだけではそうでもないのだけど、現場にいるとめちゃくちゃ上がる、とか、"Feels Like 〜"でのシンガロングは思っていた以上に「最高だ!」という気分になった、とか、そんなです。
念願叶ってのインパラちゃん、しかも脂の乗り切った時期に、これほどベストな状態で、というのは幸せとしか言いようがないです。"Solitude Is Bliss"がセットリストに入っていなかったことだけが残念でしたが。そういえば"'Cause I'm a Man"もやらなかったな。
- アーティスト: Tame Impala
- 出版社/メーカー: Modular Interscope
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: CD
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