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マイクロキャッスル

Try to Describe It All

一人暮らしとパペッツ

一人暮らし

 先日、社用車を運転していたところ、カーエアコンからカビ臭くも懐かしい香りが漂ってきた。それは、東京で一人暮らしをしていた頃にワンルームに備え付けられていた、良く言えばレトロ、率直に言えばオンボロのエアコンが、スイッチを入れるたびに申し訳程度の冷風と共に運んでくれたあのスメルと同じであった。

 自力で暮らすことで気付く生活のコツ(というかセオリー)は確かに膨大にあるのだけど、気付かないこともまた膨大にあるもので、私の場合はエアコンを掃除するという発想自体に行き当たらなかったため、酸っぱい臭いを放つそれを5年くらい使い続けた。マジ盲点。

 他にも、今考えるとこうすれば良かったという考えはさまざま浮かんでくるのだけど、たとえそれが事前に分かっていたとしても、当時は学校だのバイトだの精一杯で、それ以外のことに頭が回らなかったと思う。ただ一つだけ言えるのは、住む部屋によって生活の質が決まるので、物件探しだけは慎重に行うべきだということ。エレベーターのない五階建ての最上階に住み、夏は酷暑、冬は極寒、隣はゴミ屋敷、という有り様だった私が言うんだから間違いない。

パペッツ

Everything You've Come To Expect (+7 Inch)

Everything You've Come To Expect (+7 Inch)

 

 まさかのザ・ラスト・シャドウ・パペッツ2作目。ストリングスをふんだんに使った、リッチでハードボイルドなポップスは相変わらずだが、ファーストの方が好きって人は多そう。アークティックの4, 5枚目を繰り返し聴いた耳からすると、インパクトに欠けるのは仕方ないような気もする。まあでも、彼らの虜だった我々からしたら「帰って来た!」という興奮は確かにあるんですよ。先行トラックの"Aviation"とタイトル曲はかなり好みです。