弟がエレキギターに興味があるみたいだったので、私の持っている一万円もしなかったであろう安物のギターを譲ってあげました。前々からもう少し良いグレードのギターを欲しいと思っていた私は絶好の口実を得て、散々悩んだ末にフェンダーのジャガーを買いました。新年なので。ギター全体の相場から言ったら決して高いものではないんですけど、さすが安物とは違う、ボディがピカピカに輝いていて、新しいおもちゃを手にした子供のような気持ちです。バンドをやっているわけではないので、ひたすら家で弾くだけなんですけど。来月のクレジットカードの請求に対する不安を振り払うかのように、下手くそなギターをかき鳴らす日々です。
デヴィッド・ボウイ、年明けから受け止めるには大きすぎるニュースですねえ。全盛期を知らない私でさえ直接的・間接的に大きな影響を受けていたのだから、世界中に与えている悲しみは計り知れないよなあ。『ブラックスター』は自らの死をはっきりと意識した上で作られたラストアルバムだということに、思わずゾッとするというか、そのあまりにも完成された幕引きに身の引き締まる思いです。
