マイクロキャッスル

Try to Describe It All

日記帳とプロトマーター

 来年に向けて日記帳を買いました。無印の、黒いビニールの表紙がかけられたシンプルなやつ。今までほとんど日記をつけてこなかったし、つけようと思ったとしても数週間後にはただの晩飯メモと化すマンなので、最後のページまで無事にたどり着けるかどうかは有識者の間でも意見が分かれるところです。

 ところで、日記の内容ってどこまで掘り下げたらいいのだろう。表面的に仲良くしている先輩に対して腹の中で思っていることとか、崇めている偶像のこととか書いちゃっていいんですかね。万にひとつ私がニュースに取り上げられるような事件を起こす/に巻き込まれる等したときに、フェイスブックツイッターなんか簡単に公開されてしまうこの世の中、部屋の引き出しに入れておいたそれが公開される可能性だってなくはないわけで。そうなるとあまり裁判で不利に働きそうな文章は書かないほうがいいなとか、何なら夜神月くらい用意周到に、引き出しを二重底にして発火装置も仕掛けておいたほうがいいのかなとか、いろいろ考えるじゃないですか。自らを社会的に殺す可能性を孕んでいるという点ではデスノートに変わりないわけだし。オレ、渋井丸拓男。略してシブタク。へへ...。普通に晩飯のこととか書きます。

The Agent Intellect

The Agent Intellect

 

 デトロイトのポストパンク・バンド、プロトマーターの三作目。ささくれ立った剥き出しのギターストロークはアイスエイジが頭に浮かぶし、ミニマルなリフやタイトなドラムにはパーケット・コーツがよぎる瞬間も。というかワイアーか。一曲目のボーカルはキング・クルールのようなドスの利き方で、それ以降はイアン・カーティスとかいわゆるポストパンクの呪術的なそれ。ちなみに"martyr"は殉教者を意味するらしく、歌詞の内容は知らないのだけど、どこか宗教的な雰囲気を感じました。とにかくめちゃくちゃかっこいいです。サヴェージズの新作が待ちきれない人にオススメ。