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マイクロキャッスル

Try to Describe It All

サマーソニックと蛇の皮

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 サマーソニックに行ってきました。昨年はソニックマニアのみの参加でしたが、今年も1日目の深夜だけという、陽の光を全く浴びないタイプの夏フェスの楽しみ方を最近はしています。直前になってディアハンターのキャンセルが告げられたことは大きな落胆をもたらしたものの、いつも通りに楽しめました。
 ほとんどソニックステージにいたのですが、ハーバートのDJセットがハイライトでした。ライブセットだったらより嬉しかったのだけど、それでも彼らしさを存分に感じられる内容だったと思う。あのハゲは新作からも2曲くらい流してくれて、内気な私もここぞとばかりにステップを踏みました(気持ちの悪い文章)。

The Shakes

The Shakes

 

 多くの人が目当てにしていたであろうトム・ヨーク先生は、入場規制こそかからなかったものの、人であふれ返っていましたね。私は最初と最後をつまみ食いしたくらいで、あとはスピリチュアライズドを聴きながらレインボーステージ後方で就寝。トム・ヨーク単体(AFPも含む)ってどうも食指が動かないんだよな。フードエリアのステージで怪談話をしていた稲川淳二のほうがよほど気になった。
 ジョン・ホプキンスは想像していたよりもノイズ盛り沢山のハードコアなライブで、VJとの同期具合が素晴らしかったです。しかし、さすがに深夜の4時ともなると腰痛が限界を迎え、踊りたくとも全く動けなくなってしまったので途中離脱、帰路につきました。

 ちなみに今回、いつもは高速バスで東京まで行く道のりを、初めて自分の車で移動してみたのですが、体力的・金銭的な負担はありつつも新鮮な気分を味わうことができました。とくに高速道路で橋を渡るときの、視界が開けて、行く手には巨大なビル群と、その背後に入道雲がそびえ立つ景色は、映画的で非日常感があって、ちょっと感動してしまった。よほど日常に彩りがないのだろう。
 オールナイトのイベントで最も苦痛なのは、すべてが終わって帰宅する際、疲れ切った体で満員の始発電車に乗らなければいけないことなんだよな。その点、幕張メッセからほど近い県営駐車場に車を停めておけば、すぐに会場を出発することができるので、それに関しては本当に快適だった。ただ、お盆最終日の渋滞を回避したかったからとはいえ、オールナイト直後、仮眠もとらずに高速道路を3時間運転するのは本当に無謀なのでやめたほうがいい(みんな知ってる)。「眠眠打破」の効果は1時間ほどしか保たず、あとはひたすら刺激の強いタブレットを噛み、車内の音楽に合わせて奇声を発し、自分の頬にビンタし続けて、意識が飛びそうになるのを必死でこらえていた私。ご先祖様と一緒にあの世へ帰っていくなどという結果にならずに本当に良かった。

 そんな矢先に発表されたディアハンター新作、からの新曲がファンク! めちゃくちゃいいじゃないですか。今回のキャンセルがことさら残念に思えてくる。アルバム『フェイディング・フロンティア』は今年最も期待できる作品のひとつになりそう。

 上の絵はMVのブラッドフォードを描こうとして結果的に出来上がった顔色の悪い別人です。