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マイクロキャッスル

Try to Describe It All

『セッション』とカマシ

 『セッション(原題:Whiplash)』を観ました。これは文句なしにすごいでしょう。ラストシーン、バツン!と決まって暗転したところにエンドロールが流れ出したときには「もう終わり?」と思わず時計を確認してしまうくらい(実際も100分ほどと決して長くはない映画なんだけどそれ以上に)濃密な映像体験でした。『バードマン』もそうでしたけど、映画館で観る喜びを感じられる映画に出会うととても嬉しくなりますね。両方ともすごく肩が凝りますけど。

 どこかで「『フルメタル・ジャケット』の前半だけ観たような気分」という感想を読んだのだけど、あながち間違っていないような気もする。普段は優しいんだけど、部活になると豹変する先生とかいたよなあ。ニーマンとフレッチャーの執念深いやりとりから一瞬も目を離すことが出来なかった。こんな緊張感に100分間も晒されるのだから、肩は凝ります。間違いなく。そして最後のアイコンタクトね。こんな師弟愛あってたまるか、という感じではあるけど。二人ともめちゃくちゃ嫌な奴だよな。第二のフレッチャーが誕生してしまった感じ。周囲の人々が不憫でならない。マイルズ・テラーは汗だくでドラムを叩く姿が徐々にスタローンとかぶり始める瞬間がありますね。いやー、面白かった。

 今年はこの映画があり、カマシ・ワシントンのアルバムがあり、サンダーキャットのEPがあるので、ジャズにのめり込むには最適なタイミングだと思います。あ、ロバート・グラスパーのカバーアルバムもありましたね。最適だ…。

The Epic

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