マイクロキャッスル

Try to Describe It All

 初めてのフルマラソンを完走したので、気付いたこととか。

 本番前日からそこはかとなく頭痛がすると思ったら、原因は緊張だったらしい。3ヶ月前から練習はしていたのだけど、全く足りてる気がしなかったので、テスト前日の焦燥感にも似た不安に苛まれることとなった。ちなみに3ヶ月間での走行距離はおよそ270kmで、1日おきに走ったとして平均6km、練習量が少ないのを痛感することになったと同時に、これが完走のための最低ラインということも測れたのが収穫かと。それでも20km地点までは脚の痛みもあまり感じることなく走れたので、ハーフで精一杯だった頃に比べれば、練習の成果は出ていたように思う。当日は終盤に雨が降り出すような、やや涼しい気候だったから良かったものの、日差しが強かったら収容バスに揺られてドナドナだったかもしれない。

 先日知り合いの美容師に「フルマラソン出るとかドMですね」というお言葉を頂戴しまして、「気質的にはむしろSだよ」とか思っていたのだけど、走り終えた今、苦しさよりも「もっと出来たんじゃないか」という悔しさの方が勝っているので、やっぱりドMなのかもしれない。

 以下はマラソンにあたり重宝したアイテムです。 

  ランニング用のワイヤレスヘッドセット。アイフォーンに繋げて使用した。首の後ろへ回したバンドは宙に浮いた状態になるので、ほとんど装着感が無く快適。まじで快適。革命的ですらある。ただ、ウェアのフード部分やネックウォーマーなどがバンドに干渉して装着を妨げることはあるので、特に冬場は工夫が必要かもしれない。イヤーパッドは合う合わないあると思うけれど、私の場合は5時間連続で走っても痛みは感じなかった。

FlipBelt(フリップベルト) スポーツウエストポーチ FBC カーボン S

FlipBelt(フリップベルト) スポーツウエストポーチ FBC カーボン S

 

 ベルト型の伸縮性ウェストポーチ。前後4つの切れ目から携行品を内部に滑り込ませるタイプ。腰周りにぴったりと引っ付くので、ほとんど装着感が無く快適。革命的ですらある。入れたものが飛び出そうになる危険も感じなかった。濡らしたくないものはジップロック的なものに入れたほうが無難。普段より1サイズ小さめを選ぶと、腰がキツめに固定されるのでより良いかもしれない。

 コース上に用意されている補給食だけでは足りないと小耳に挟んだので用意してみた。スティック状の羊羹を片手で押し出して手軽にエネルギーを補給できる。エイド食はジェル状のものなど様々ある中で、単純にあんこが好きなので羊羹にした。今回は15kmと30km地点で食べたのだけど、めちゃくちゃ美味かった。かなりの満足感があって、これを励みに頑張れるようなところもある。若干口の中がもっちゃりするので、給水地点の直前に摂るのがいいと思う。

 美容師にドMと罵られてから「なぜマラソンをするのか」についてずっと考えていたのだけど、やはり記録を更新することが楽しいのかな。結果がタイムとして出て、レベルアップを明確に感じられるのがいいのかもしれない。マリオカート的な。持ち前の向上心の賜物ですかね。

 こちらからは以上です。