マイクロキャッスル

Try to Describe It All

生まれてから役立たずの僕の上をいくとは、やるじゃない

 「宝石の国」を読んだ。アフタヌーンで連載中の市川春子の漫画で、ずっと気になっていたのだけど最近ようやく読んだ。主人公である宝石たちは長生きだけど脆くて、敵である月人とボロボロになりながら戦うんだけど、華奢な少女(少年?)たちが四肢に亀裂を走らせながらもなお立ち向かおうとする姿は、ある種のフェティシズムを呼び起こしてしまいそうな危うさがあってとても興奮するいい。キャラクターみんな可愛いし、雰囲気が緩いので、基本的には少女漫画の感覚で読める。

 体から毒液を出すので周囲から孤立しているシンシャ。ツンデレなので可愛い。変な描き方をしたらえらい時間掛かった。線がガタガタなのは宝石感を出そうとしているとかではなく、単純に一発で綺麗な線が引けないから。この物語は、私が綺麗な線を引けるようになる物語だ。肉体的な意味で。

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宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

 

 ロイクソップ、次が最後のアルバムってどういうことだ。愛していたのに。

Do It Again

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